
目の下やおでこの変化は感じていたのに、口元のたるみにはふと気づくまでノーマークだったという出張施術のお客様の実例です。なぜほうれい線に直接触れずに頬まで引き上がるのか、前頭筋・側頭筋・咬筋のつながりという考え方もあわせてお伝えします。
このコラムでは、実際に天使のしずく小倉店で行われたカウンセリングと施術の様子を、会話をもとにお届けしています。同じような悩みを抱えている方の参考になればと思い、リアルな声をそのまま残しています。日々、お客様一人ひとりの悩みに向き合いながら、現場で感じたことをこうして発信しています。
はじめに
今回は、継続して通われているお客様の出張施術です。これまでの施術で目の下やおでこの小ジワは「だいぶ良くなってきた」と感じていたところ、今回あらためて相談があったのは口元のたるみでした。顔を洗ったときに、ふと鏡で気づいたという相談です。
今回のご相談
- ご相談のきっかけ:継続来店(出張施術)、目の下・おでこの改善を感じていた中での新しい気づき
- ご相談内容:口元(ほうれい線・口回り)のたるみ
ご相談の入り口:「ノーマークなんですよね」

お客様はここ最近、市販の炭酸パックを取り入れていて「すごくいい感じ」と感じていたそうです。それでも、疲れがたまってくるとほうれい線のあたりが気になってしまう。そんな話の中で出てきたのが、次の一言でした。
「もう私の世代のポイントなんですよね。どうしてもたるんでくるの、この口回りって。ノーマークなんですよね」
2、3日前に顔を洗ったとき、「なんかお疲れ顔だな」と鏡を見てふと気づいたとのこと。目につくのはどうしても目の周りで、口元は気にして見る機会そのものが少ない部分です。ふとした瞬間に「影になっているな」と出てくる、というのが実際の感じ方でした。
目の下やおでこのように毎日目に入る場所ではないからこそ、口元のたるみは気づいたときには「結構進んでいた」と感じやすい部分でもあります。自分がノーマークになりやすいところがどこか、一度振り返ってみるのも一つの方法です。
なぜほうれい線に直接触れず、頬まで引き上がるのか

口元のたるみを相談されたとき、ほうれい線そのものを直接触るのではなく、側頭筋への施術を中心に行うという考え方をお伝えしました。側頭筋はこめかみのあたりにある筋肉で、頬を持ち上げる咬筋(こうきん)ともつながっています。側頭筋にアプローチすることで、咬筋を通じて頬全体が引き上がる方向に働きやすくなる、という仕組みです。
加えて、今回は前頭筋(おでこの筋肉)への施術も多めに行いました。おでこのシワは前頭筋の収縮が関わっていることが多く、この筋肉がこわばったまま動きにくくなっていると、表情全体の印象にも影響しやすくなります。前頭筋・側頭筋・咬筋は顔の筋膜を通じてつながっているため、気になっている場所だけでなく、つながりのある筋肉まであわせて整えるという考え方で施術を進めています。
もう一つ、今回意識したのが右側を中心にした施術です。お客様はお仕事でよく使う方の手が右で、肩こりも右側に出やすいとのこと。利き手側は日常的に使う頻度が高く、こわばりや疲れがたまりやすい傾向があります。そのため、気になる部位だけでなく、使い方の癖に合わせて右を中心に施術しました。
なお、施術でその場の変化を感じられても、眉間にシワを寄せる癖のように日常の表情の作り方がそのままだと、時間とともに元の状態に戻りやすくなります。日々の癖を少し意識することも、変化を感じ続けるうえでは合わせて大切なポイントです。
施術のポイント
- 主なお悩み:口元(ほうれい線・口回り)のたるみ
- 施術内容:前頭筋・側頭筋・咬筋をつなげて施術(計100ショット)
- 利き手側(右)の使用頻度・肩こりに合わせて右を中心に施術
- ほうれい線に直接触れず、側頭筋・咬筋のつながりで頬を引き上げる考え方
経過と、同じ悩みを抱えている方へ
施術後、お客様はご自身で変化を確かめながら「なんか明るくなって、やっぱり上がりますね」「全体的にグッと引き上がったわ」と話していました。写真で見た印象では、影になっていた部分の明るさが変わり、開きの印象も変わったと感じたとのことです。感じ方には個人差があり、効果を保証するものではありませんが、ご本人が鏡や写真で変化を確かめられたことは、今回のご相談のきっかけに対する一つの答えになったようです。
口元のたるみは、集中的なケアまでしなくても、日々の生活の中でちょっと意識するだけでも今後の変化につながりやすい部分です。目の周りのように毎日目に入る場所ではないからこそ、ふとした瞬間に気づいたときが、見直すきっかけになります。
今、目につきやすい場所ばかりを気にしていないか。自分がノーマークになりやすい場所がどこか、一度鏡でゆっくり確かめてみる。そうした小さな気づきの積み重ねが、変化に気づきやすい状態を保つことにつながっていきます。
